大好きというわけではない。
ナンバー1ではない。
だけど私がこんな作品無いかなと思っていたまさにそれでした。
物語の作者は自分の好きなように作品を作るのは当たり前です。
読者を楽しませるために上手く道筋を考えて、伏線を張って、抑揚をつけて・・・・・・
でも蟲師は違うんです。
ただただ自然
こういう蟲が居たらこうなるね。今の人間にはどうにもできないよ。
そんな話。
病気と同じで、治療法が知られていれば治せる。でも運悪く治らないこともある。
治療法が見つかっていなければどうにもできない。でも奇跡的に助かることもある。
そんな話。
自然なんです。ごく自然。
主人公がものすごいやつで、次々と事件を解決していくなんてこと一切ありません。
蟲という生命が居て、たまにそいつらが人間に害をなす。主人公の蟲師は蟲の専門家。彼の知識で人が助かることもあれば、どうにもならないこともある。
しょうがないね。
ってそんな作品です。
物語って作者の考えたままに進んでいくんですけど、キャラクターを配置したら後は勝手に進んでいくのもアリなんじゃないかなと、色んな作品に出会ったときにそう思っていたので、蟲師がまさにそんな作品だったので嬉しかったです。
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