2008年4月5日に書いたものです。
昔話をしましょう。
そう、あれは、まだ島原イオが錬金術師だった頃の話です。
その頃は、数種類の魔法のアイテムがありました。その中の一つ、魔法のヨーグルトのことです。
そのヨーグルトは、牛乳と混ぜると牛乳をヨーグルトにしてしまうという不思議な力を持っていました。
おかげで、毎日デザートに困らない生活でした。
ただし!
そのヨーグルトはそのままだと食えたものではないので、砂糖を混ぜて食べます。
でも人間、毎日毎日同じ味の食べ物だと飽きてきます。錬金術師たるもの、更なる美味を求めて研究するのは当たり前。砂糖の種類を変えたり、蜂蜜を混ぜたり、シロップにしたり。色んな甘いものと混ぜてみました。確かグラニュー糖に勝るものは無かったと思います。
さて、他に何かないかと台所を見回す私の目には、普通の人には見えないものが見えます。これを錬金術師の眼と言います。
私の目に入ったのは……ココア!
ヨーグルト+ココア
どうなったかというと、私のようなヘタレ錬金術師が錬金術師の道を諦め、「食ったこと無い食べ物はあまり食いたくないなぁ」と言わせるくらいの代物です。
しかし、絶対的にまずいのかと言えば、そうでもないかもしれません。なぜなら、私は必要な素材を一つ忘れていたからです。
ヨーグルト+ココア+糖分
この組み合わせならば、なんとかなったかもしれません。
ともかく、皆様に、私の体験した味を想像していただきましょう。
まず、プレーンヨーグルトというものを食べたことはありますか? 砂糖の入っていないヨーグルトです。と言ってもまともに食えるように少しは入っています。プレーンヨーグルトに多少砂糖を加えてもまだおいしくないので、ヨーグルトを嫌いな人もいるかもしれません。
もう一つ、ココアなのですが。「おいしいじゃん」。
いやいや、あなたは冷水で作ったココアを飲んでいません。「飲んだよ。おいしいじゃん。」
いやいや、あなたはおそらく、ココアをお湯で一度溶かしています。私が想像してもらいたいのは、ココアに水道水を注いで2、3回かき混ぜて飲んだときのココアです。なぜそんなものを想像させるのかというと、ココアはヨーグルトに溶けないからです。
もう想像できるでしょう。プレーンヨーグルトに溶けていないココア。是非、お試しあれ。
0 件のコメント:
コメントを投稿