2006年9月15日に書いたもの
一部脚色してあります
私は夢を大切にしています。
全く無意味な夢や、起きたらもう忘れている夢などもありますが、今日のようにしっかり練られた(偶然でしょうが)夢もあります。
それは白い犬と黒い猫のお話。
テレビで松井復帰のニュースを見ていたからでしょう。その夢は、アメリカの球場で休憩時間に、松井選手が猫達とフリスビーで戯れているところから始まります。
お宝映像ですね。
最初は二匹の猫だけでしたが、それを見ていた犬達が、我慢できなくなったのでしょう。次々と乱入していきます。
だいたい5、6匹の犬猫達は松井選手だけでは手に負えなくなり、他の選手もフリスビーを持ってやって来ました。
超お宝映像ですね。
しばらくすると、松井選手も、犬猫も疲れてしまったのか、フリスビー遊びは終了しました。
それを見計らったように球場の従業員が草刈り機で草を刈り始めました。
見渡してみると、球場は所々で雑草が生い茂っていました。尋ねてみると、なんでも近くの工場から流れ込んでくる排水が、雑草の成長を早めているのだとか。それで休憩時間の度に草を刈る必要があるのだそうです。
草を枯れさせるんじゃなく、成長を早める工場排水ってすごくない?
私や、私の近くの人たちは、草刈り機のおじさん(アメリカ人)を眺めていました。
そして、草刈り機の先には・・・・・・なんと、二匹の犬と猫がいるではありませんか。
白犬と黒猫は雑草に隠れて、草刈り機のおじさんからは見えません。このままでは草刈り機の餌食になってしまいます。
私たちは、二匹が自分で気付いて逃げ出すことを祈って、おじさんを止めませんでした。
そして、おじさんの草刈り機が白犬と重なります。皆に戦慄が走りました。けれど、おじさんが草刈り機をどけると、白犬はまだ生きていました。
おじさんがニヤニヤ笑っているので「知っててやっていたのか、悪い冗談だ。」と安堵したその時、また草刈り機と白犬が重なり、白犬の姿が消えました。
私の近くに居た女の子が叫び声を上げ、私は球場内に駆け込みました。
私がたどり着くと、おじさんは黒猫の処置をしていました。
「犬は?」と私は尋ねました。
おじさんは英語でしゃべったけれど、私にはなぜか意味がわかりました。
「犬はもう駄目だ。猫を助けたい。」
見ると黒猫は恐怖で痙攣を起こしており、放っておくと死んでしまいそうでした。
私は白犬を見に行きました。潰れて原型を留めていませんでした。
おじさんには白犬に対する罪悪感や後悔は無かったのか。他にも人はいるのに、なぜ黒猫の処置をおじさんがしたのか。
生きているものを助けようというおじさんの考えは素晴らしい。だけど、死んだものをすぐに切り捨てることのできる心は人間としてどうでしょうか。
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